海外旅行

福岡でも“海外旅行”熱高まる パスポート申請に長蛇の列

新型コロナウイルスの5類引き下げで、福岡でも海外旅行熱が高まっています。パスポートの申請窓口には長蛇の列ができ、トラベルグッズの売り上げも大きく伸びています。

福岡空港の国際線出発ロビーは24日朝、多くの人たちで混雑していました。5月の国際線の便数は、コロナ禍前の87%まで戻る見通しで、6月には中国の上海線、大連線などの運航も再開する予定です。

新型コロナの水際対策終了と5類引き下げで、4年ぶりに海外旅行の熱が高まっています。

■元木キャスター
「福岡市・天神にあるパスポートセンターでは、受け付け締め切りまであと30分ですが、長い列ができています。」

福岡県パスポ―トセンターには、連日長蛇の列ができていて、2時間待ちの日もあるといいます。

■申請に訪れた20代
「韓国に旅行で行きます。海外に行くのは、初めてです。行きたかったですけど、コロナ禍で全然行けなかったです。」

■申請者に訪れた20代
「ハワイに行く予定です。新婚旅行もかねて。」

1日に400人から500人が申請に訪れていて、去年の同じ時期に比べると4倍以上と、コロナ禍前の水準に戻りつつあります。

■福岡県パスポートセンター・入江啓之さん
「コロナ禍で海外に行けなかったので、その間に有効期限が切れた人や、やっと海外に行けるようになったということで、増えてきているのではないかと思います。」

パスポートセンターでは夏休みに向けて、今後も申請する人が増えるとみていて、比較的空いている平日午前中の申請とオンラインでの手続きを呼びかけています。パスポートの“更新”については、マイナンバーを持っていればオンラインでの手続きも可能で、窓口に出向く回数も2回から1回で済むということです。早め早めに準備にとりかかるのが、よさそうです。

海外旅行熱の高まりを受けて、トラベルグッズの需要も高まっています。

■阿部キャスター
「こちらの店舗では、スーツケース売り場を拡大しました。これまでは国内旅行者向けの小さいサイズが人気でしたが、最近は海外旅行需要が伸びて、大きなスーツケースがよく売れているそうです。」

福岡市博多区の『ハンズ博多店』では、スーツケースの売り上げが前の年の約3倍に伸びています。店では、海外旅行コーナーを設置しました。

■ハンズ博多店・後藤大輔さん
「海外旅行に行くお客様がだいぶ増えているので、海外旅行で便利なアイテムが、かなり品薄な状態になっています。物によっては、3~20倍ほど売れているものもございます。」

スーツケース用のロックキーやベルトなどは、全国的に人気で欠品が相次ぎ、メーカーの生産が追いついていない状態です。

旅行会社『HIS』の天神店でも、5月に入って海外旅行の申し込みが急増しています。海外ツアーの予約状況は“コロナ禍”前の約8割に戻っていて、すでに海外旅行の予約が国内旅行を超えたといいます。

▽九州での人気の海外旅行先ランキング(HIS)
1位―韓国
2位―ハワイ
3位―ヨーロッパ

九州での人気の海外旅行先ランキングをみてみると、一番人気は韓国ですが、2位は福岡との直行便が4月末に再開したハワイ、そして3位にヨーロッパがランクインしています。ハワイツアーの売れ筋は3泊5日で、1人22万ほどのプランだということです。

■鈴木所長
「数年前に結婚して、ハネムーンに行けなかったからと計画する人が増えています。2年、3年我慢していた人が多いので、予算があるお客様も多く、旅行代金が50万円とかでも行こうという人が多い印象です。」

さらに、添乗員付きのツアーを選ぶ人が多い傾向にあります。

■鈴木所長
「現地で何かあったときにどうしようと、皆さん一番心配されているところなので添乗員が同行していれば、万が一、新型コロナに感染しても、サポートができますので。」

HISでは、ハネムーンの旅行者向けにパスポートの新規取得や更新にかかる費用やスーツケースのレンタル料金をキャッシュバックする特典を始めるなど、需要回復の取り組みを進めています。

やっと行ける海外旅行に、コロナ禍で打撃を受けた旅行業界の期待も高まっています。

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