そして今年は、“値上げのゴールデン・ウィーク”となりました。都内に住む関岡さん一家。ご夫妻と2人の子どもの4人家族です。
今年は、初めてのキャンピングカーでの旅行となりました。
Q何故キャンピングカーで旅行に?
関岡さん「ホテルもすごく高いので、キャンピングカーの方がトータルでみると安い」。
今年のGWは、宿泊費の高騰が悩みの種。番組の調べでは、東京都内のホテルで、宿泊費が通常の2倍近くになっているケースもありました。
いよいよ出発です。向かうのは、宮城県塩竈市にある桜で有名な神社です。夕方ごろに到着の予定です。
関岡さん「下の子が小学校上がったので、(子ども)料金が一人前とられるようになってくると、なかなか家族旅行とかひっ迫してきちゃうってのはあったので」
今回の旅の予算は、キャンピングカー代の5万5千円を含めて8万円。新幹線で向かいホテルに泊まるのと比べ3割ほど安くなるといいます。
高速にのって直ぐに、ゴールデンウィーク恒例の渋滞に遭遇。抜け出した頃には、お昼の時間になっていました。
昼ご飯は、サービスエリアで買った餃子など。車内で軽く済ませることにしました。
餃子6個の値段が最近100円高くなったそうです。さらに、子どもたちが食べていたお菓子も・・
関岡さん「30円くらいで売ってたものが45円くらいになってたりとか。45円くらいだったものが60円になりました」。
きのう、記録的な物価上昇の数値が発表されました。東京23区の今月の「生鮮食品を除く食料」が実に46年ぶりの上げ幅となったのです。
あさ8時半に東京を出発しておよそ8時間。ようやく近くまで来ました。高速代も去年から値上がり、8140円。そして、ガソリンを入れると・・
ガソリン代も、3年前とくらべ1リッターあたりおよそ40円値上がり、料金は7823円となりました。そして、目的地に到着。
関岡さん「無事たどり着きてよかったです。桜間に合ってよかった、ぎりぎりセーフでした。長旅でしたけどこれてよかったです
Carstay株式会社 宮下晃樹 代表取締役「ホテルとか飛行機はかなり値段が高騰しています。(キャンピングカーは)移動と滞在を兼ね備えてるので全然お得に旅ができる。予約数も昨年比で約2倍ペースで増えています。過去最高の予約数になる」。
一方、宿泊費を上げざるを得ないホテル側の事情も。栃木県の鬼怒川温泉。こちらのホテルでは今月から、スタンダードの部屋を2000円ほど値上げをしました。
鬼怒川観光ホテル 八木澤昌代 副支配人「ほぼ満室の状態です前年から相当上がって(増えて)きています」。
宿泊客の数はコロナ前の水準に戻りつつあるといいます。値上げを抑えるために、こんな努力も。
ホテルのスタッフ「元々はずっと売店だったんですけど、フロントの方も午後だけ入ってお手伝いということで」。
お客さんで込みあう部署を、他の部署のスタッフがフォローするというもので、1人のスタッフが他の仕事も兼務します。
さらに、高騰する光熱費を少しでも抑えるために。
八木澤昌代 副支配人「冷蔵庫とかたくさん電気機器があるので、必要な電源と必要でないものを見分けて消していく。小さいことだが声をかけあうことは大事」。
一方、雨に見舞われたのが西日本。福岡市の市街地にあるキャンプ場(かしいのはまビレッジ)では…。
雨の中でもなんとか楽しむ人の姿も。父親が東京に単身赴任の家族。
父「この日を逃すと東京に帰っちゃうんで強引に…強行させていただきました」
4月30日は東日本や北日本で雨や風が強まり荒れた天気となるおそれがあるため、特に山や川のレジャーは、最新情報を確認し、中止や延期するなど、注意が必要です。
サタデーステーション 4月29日OA
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