■円安の中「お得な世界の旅行先」は?
ゴールデンウィーク真っただ中の羽田空港。
3日からの後半、4連休で多くの人が海外に向かいますが、ドルやユーロ圏では懐事情が厳しくなる今年の海外旅行。そんななか、人気の旅行先があります。
男性
「円安で、ベトナムだと現地で使う金がアメリカに行くよりかは抑えられるから」
「費用の面もあってベトナムに決めました」
ベトナムは今年、「お得な世界の旅行先」で1位に選ばれるなど、滞在費が安く抑えられると、世界中から注目されています。
ノスタルジックな魅力にあふれる旧市街が広がる、世界遺産の「ホイアン」はベトナム屈指の観光地です。夜になれば、ランタンの灯りが街を照らし、観光客を幻想的な世界にいざないます。
そんなホイアンを、このゴールデンウィークに訪れた日本人男性は、次のように話します。
ベトナム・ホイアンを訪れた男性
「ホイアンは幻想的で、本当にロマンチック。あんなロケーションで安かったですね。灯篭(とうろう)流しと船に乗るセットで20万ドンだった」
「20万ドン」と聞くと桁数の多さからから、ものすごく高いように感じてしまいますが、日本円にすると、たったの1240円です。とても“観光地価格”とは思えない安さです。
他の滞在費も、聞いてみました。
ベトナム・ホイアンを訪れた男性
「泊まったホテル。僕は1600円出したんですよ。個室でちゃんとしたダブルベッド。シャワー付きの。食べ物ももちろん安かったですし、安く安く行きたいというのは、この旅の一つのテーマであって。円安でも滞在費を抑えられる魅力的な国に思った」
さらに節約につとめたため、現地の滞在費は1日までの8日間でわずか3万円におさまっているといいます。
■「正直住みたい」ベトナムを満喫
一方、もう少しお金を出せば、たっぷりベトナムを満喫できます。
宮地さんのYouTube動画
「今出てきたんですけど、もわっとして暑いですね」
ゴールデンウィークのベトナム旅行を動画で配信している東京在住の宮地さん。ホーチミンで宿泊したホテルは、世界最大のホテルチェーンの“マリオット・ホテル”です。
宮地さんのYouTube動画
「フロントがきれいな作りになってます。プールがあります。気持ちよさそう。フィットネスもあります。運動もできるようです。なかなか本格的」
充実したホテル設備のほか、客室ではベトナムで人気のドラゴンフルーツがお出迎え。では、気になるお値段は?
GWベトナム旅行を配信 宮地さん
「一応心配だったので、マリオット系のホテルに泊まった。それでも、激安。8000円台でしたね、一泊。あのクオリティーで、かなりいいと思う」
そして旅行中の移動は、ほぼタクシーです。
宮地さん
「タクシーは配車アプリで、気兼ねなく乗れましたね。車で1時間乗っても1000円ちょっととか」
お昼は観光客に人気な有名店でランチ。大皿にどかんとオムレツのような見た目の料理は、ベトナム南部の名物「バインセオ」。炒めた豚肉、エビ、もやしを一口サイズに野菜で包んでいただきます。
宮地さんのYoutube動画
「食べ方分からないんですけど、ひとつ言えるのはめちゃくちゃおいしい。本当むちゃくちゃおいしい」
食べきれないほどの大盛りですが、値段は680円(11万ドン)。
ホテルに移動代、有名店での食事などいたれりつくせりで2週間の滞在費は15万円。
宮地さん
「ヨーロッパ、特に北欧とか行った時、昼飯で5000円、6000円当たり前、今や。ベトナムはすごい魅力的に感じましたね。僕、正直に言って住みたいと思います」
■エジプトは通貨が下落 円も“強い通貨”
一方、誰もが知るピラミッドで有名なエジプトを“ある理由”で旅先に選んだ人もいます。
エジプトを訪れた男性
「この円安の状態であっても、エジプト・ポンドが下がっているイメージ」
中東情勢の悪化などの影響を受けたエジプトでは、この数年で現地の通貨が大幅に下落。2年前、1エジプトポンド7円だったのが現在は、3.3円。つまり、日本以上に経済が停滞しているエジプトでは、円も“強い通貨”として通用するというのです。
例えば、エジプトの国民食の「コシャリ」はこの大きさで200円です。
エジプトを訪れた男性
「1日5000円あれば、もう十分という感じですね。ほとんどが遺跡観光の費用になるんじゃないかな。これからエジプトも発展して(エジプト・ポンドが)高くなっていく。観光客も増えていくと思うので、安くなっているのは間違いないので、今行くのはおすすめかなと思います」
(「グッド!モーニング」2024年5月2日放送分より)
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