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中国・国内旅行“解禁”も…広がる感染爆発による混乱“薬争奪戦”“火葬場で乱闘”【もっと知りたい!】(2022年12月29日)

 今月からゼロコロナ政策が事実上終了した中国でも、国内旅行が“解禁”され、空港には旅行を楽しみにする人たちの姿がありました。

■旅行解禁「心配はもちろんありますが…」

 空港利用者:「ビーチに行きたい。ビーチに面白い遊びがいっぱいあるから」「以前は毎年、ビーチに行っていたけど、コロナのせいで数年は、どこにも行っていないです」「(Q.コロナの心配はないですか?)すでに陽性になりました。(家族)全員陽性になりました」

 コロナ感染を特段気にしない人がいる一方で、フェースシールドを着けて慎重な対応を崩さない人もいます。

 空港利用者:「やはり予防が必要です」「自分の感染予防と他人への配慮です」「心配はもちろんありますが、個人でしっかりとした予防をすれば、大丈夫です」

■薬の“争奪戦”…火葬場では“けんか”も

 中国国内で動き始めた、人の流れ。しかし、同時に感染爆発による混乱も広がっています。

 病院スタッフ:「皆さん待っているんです。あなた1人だけが、待っているわけではないんです」

 医療現場は、殺到する患者で大混乱。

 撮影者:「ここは外…外なんです。お年寄りたちは、外で寝かされている」

 病院内に収容しきれない患者に対し、寒空の中、屋外で点滴を行う事態になっています。

 さらに、交差点に集まった大勢の人々。実は彼ら、信号を待っているのではなく、数少ない解熱剤を求めて薬局に押し寄せた人たちです。

 こうした“薬不足”によるトラブルは、中国全土で多発しています。

 客:「薬をちょうだい」
 店員:「手を離して」

 感染拡大によって、死者も急増。各地の火葬場は大混雑していて、火葬の順番を巡る乱闘まで起きているのです。

 撮影者:「葬儀場で、殴り合いのけんかが起きています。警察が来ても、どうにもなりません」

■海外旅行再開へ…春節に訪日客押し寄せる?

 台湾メディアなどによりますと、ネット上に流出した中国政府の内部資料では、今月1日から20日間で感染者数が2億4800万人に達するとの推計も示されています。

 そんななか、来月21日から始まるのが春節の大型連休。コロナ前は、延べ30億人が帰省や旅行をしていたこの連休中、日本にも多くの旅行客が押し寄せる可能性があります。

 空港利用者:「日本の中だと、行ったことのない場所であれば、どこでも行きたいです」「京都には行きたいです。温泉旅行にも行きたいです」

 そうした懸念をよそに、中国政府は水際対策も緩和していて、来月8日からは、外国から入国する人に求めていた、8日間の隔離も撤廃されます。

 さらに、現在はストップしている中国人の海外旅行も、国際的な感染状況を見ながら順次再開するとしています。

(「グッド!モーニング」2022年12月29日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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